勉強法

子育てしながらTOEIC900点を目指す三十路【戦略編】

突然ながらTOEIC900点を目指すことになりました。

私は高校生の頃、初めてTOEICを受けて375点でした。その後、5,6回受けて、社会人2年目で875点をとってからは、以後受験はなく、長い間勉強をしておりません。

そんな私が900点を取るために立ち上がったのは必要になったからです。私は必要に迫られなければ動かない人間ですから、この機会にしっかりと勉強し直したいと思います。

子育てをメインでしながらの勉強時間作りがカギ

以前と全く異なるのは家庭には乳児がいるということ。独り身の頃は時間が有り余っていたはずですが、今は時間は確かにあっても集中できる環境とは言えません。

子育てについては妻と2人で見守ってはいますが、諸事情あり、実質的には私がメインで行っております。また、在宅ではありますが仕事も継続しています。

子供がいるということの大変さを仕事とは全く違った意味で感じながら、時間を見つけては仕事と勉強、そして自由な時間を楽しむという新しい生活習慣に変わっています。

TOEICの勉強時間をどのように配分するか

そのような中で、やはり鍵になるのはTOEICと同じく勉強時間配分だと考えました。

育児をしながら90分という試験時間を自宅で再現するということは実質的には不可能です。模擬試験や本番同様の練習をすることが難しいということになります。

それでも、やはり自分の苦手なパートや問題タイプ(会話の聞き取りなのか、長文読解なのか等)がわからないのでまずは一度模擬試験を受ける必要があります。

そこで模擬問題をPart1~Part7までの分類ごとに少しずつ進めていく作戦にしました。これなら一つおおよそ10分程度で進めることができます。

短い時間をいかに集中してやりきるか、インターバルトレーニングのようなものですね。

TOEIC試験日までの勉強スケジュール

おおよそ、申込みから試験日までは1ヶ月と2週間程度時間があります。今回は2022年2月午前開催に申込みましたので、午後開催よりは余裕があり、今日を含めて54日あります。

この54日でいかにスコアメイクしていくか。自分で考えてもよいのですが、今回は1ヶ月少しということで基本的にはTOEIC L&Rテスト究極の模試600+で推奨されている「3回チャレンジ法プラス」でやりたいと思います。

やり方はシンプルで各テストをそれぞれ3回やります。1回目は回答力を知るためなので解説は見ずに2回目に取り組みます。復習に時間を掛けて英語力を高めます。

  1. Test1に取り組む×3
  2. Test2に取り組む×3
  3. Test3に取り組む×3
  4. 仕上げにTest4×1

1日1テストできればよいのですが、私の場合は子育てと仕事でそこまで時間が取れません。ですから2日に1回のペースで行います。結果的には各テスト最低6日かかることになります。

2回めのテスト実施から復習期間を2週間程度取りたいので、仕上げのTest4までやれば最短で、18日+14日+1日で33日で仕上げていくことになります。

最初の1回はあくまで解答力を知るために行うものなので点数はあまり気にせず、試験構成や試験の特徴を掴みながら、「次はこうしよう」「次はこう解こう」ということを発見できれば良いです。

2回目は一度解いた問題ですからある程度なれた状態で挑みます。ただ、解説は見ていないので感で答えたところは原則的には同じところを間違えることになるでしょう。

ここまで解いたら解説を見ながら理解していきます。リスニングであれば専用のアプリに教材をダウンロードして、同じ部分を繰り返し聞き返すなどして、省略形や聞き逃した単語、国によるイントネーションの違いなどを理解していきます。

最後にこの復習が定着しているかどうかを確認するため3回目にチャレンジします。問題によっては覚えてしまうこともあると思いますが、それで良いと思っています。

リスニングたリーディングの文章が想像できるようになればそれだけ刷り込まれているのですから、極めて近い問題が本番でも出題され、得点に繋がります。

TOEIC900点を目指すための情報収集と整理

そうは言っても最新のTOEIC事情を知らない私は改めて受験戦略、勉強のコツを学ぶ必要があると考えました。

TOEIC900点は難しいのか?

難しいか難しくないかで言えば、難しいです。具体的にデータで説明するなら、第282回のTOEICテストのうち900点以上はおおよそ8%の受験生しか達成していません

わかりやすく偏差値で言うなら60以上65以下(上位から6.68%~15.87%)。偏差値60を共通テストでとるならおおよそ8割の得点が必要です。

取りこぼしがないように徹底的に問題を解いて、解法を覚えていけば自然に手が動くようになるでしょう。その意味では7科目もないのです。センター試験で85%を取るよりは簡単と考えることもできます。

TOEIC試験に関する最新の情報収集

最新のTOEIC情報を知らないので調査しました。

やはりTOEIC攻略についてはまずは問題を解いてみる必要があります。ただ昔から構成自体は変わっておらず、出題傾向もビジネス英語ですから大きくは変わらないとされています。ただし、近年は難化している傾向にあるようです。

900点以上をとる多くのTOEIC上級者は公式問題集をおすすめしており、私も公式問題集がもっとも本当の試験に近いものであると思います。

ただ今回は「TOEIC L&Rテスト究極の模試600+問」を購入しました。

前回もこの本を使い、問題によってはこの本の方が難易度が高いのではないかと思うこともありましたが、全体としてはものすごく良くできており、実際に模擬よりも本番のほうが得点が伸びたので信用しています。

この本の良いところは、模擬試験4回分の問題に加えて、このワークの使い方の解説から、一問一問の動画解説など、高得点を取るために必要な、「あと一問」をこぼさないように完全復習できるだけの材料を用意してくれているところです。

英語が苦手、TOEIC600点以下の場合はまず単語強化

私も中学生の頃は「apple」を「appru」と綴るくらいには英語が苦手でした。

しかし、個別指導塾で出会った先生が単語テストを毎週課せ、間違えた単語は20回書くという若干のスパルタ指導を受けたおかげで英語の得点が飛躍的に伸びました。学校のテストでも、英検でも同じです。

リスニングができないとか、文法ができない、長文読解が苦手、という前にまずは単語一つを覚えていくことが得点を伸ばす最短距離だと、私自身が信じることができた経験です。

地味だし、眠くなることもありますが、単語力が上がれば必然的に英語の得点は伸びます。おすすめの英単語帳は「DUO 3.0」です。復習用CDはシャドーイングにぴったりなので必須アイテムです。なお、基礎用CDは不要です。

created by Rinker
アイシーピー

WeblioのTOEIC語彙力テストもおおよその目標スコアとリンクしており短時間でおおよそ自分がとれる得点が想定できるためおすすめします。

まずは、英語→日本語でイメージができるようにします。赤マーカーとシートで隠すことができるようにしておけば、通勤通学という小さな時間でぱぱっと確認することができます。

ノウハウ本、文法本を読むのは悪くはないのですが、これらは身になりにくいので、1週間もかけてはならないと感じます。

TOEIC900点戦略まとめ

2022年1月現在もひたすら公式問題集と単語に注力でOK

色々と新しい情報を見つけましたが、結局の所「公式問題集」に勝る教材は無いように思います。

また、単語帳も新しいものがドンドンと出てくるので目移りしてしまいますが、TOEIC専用の単語帳、TOEIC対応の単語帳の一冊、とにかく一冊を大切に完璧にしていくことが大切という点では、受験英語時代と全く変わりありませんね。

結果的に、戦略というほどのことはないのですがいかに方針を決定しました。

  1. TOEIC L&R究極の模試600+の指示通りに3周回す
  2. 単語はWeblioのTOEIC860点対策を100%目指す
  3. Part1は全問正解を目指す
  4. Part2は焦らず会話の聞き取り漏れをなくすため復習を重点的に行う
  5. Part3と4は選択肢を先読みして会話を推測する
  6. Part5と6はそれぞれ12分、8分で解く練習をする
  7. Part7は55分を使いじっくりと解く

計画では33日間で一周できるのですが、果たして勉強に時間を割くことができない中で、1ヶ月で900点を取ることはできるのか。私自身もワクワクします。

RELATED POST
翻訳 »