キャリア

人生を幸せに生きる私が振り返る「大学生のうちにやっておきたかったこと」

皆さん、今日もお幸せな気持ちでしたでしょうか。

私は人生を幸せに生きていると言っておきながら、
仕分ミスを多数発見してしまい今年からは税理士さんに依頼しようと決心しました。

さて、今日は「大学生のうちにやっておきたいこと」
というタイトルで記事を考えてみました。

大学生の頃は説教垂れるおっさんほど嫌いな存在はありませんでしたので、
今こうして大学生に向けて「届け、俺の思い!」という願いを込めて、
ブログをしこしこ書くことになるとは夢にも思ってませんでした。

それでも今回書いてみるのは、私のように多くの大学生に、
無駄な時間を過ごしてほしくないからです。

平成生まれのおじさんがなぜ今更そんなこと言うか

「無駄な時間を過ごしてほしくないから」と言っても、
実は具体的に何をしたら無駄かということは、人によってちがいます。

いや、むしろ無駄なことなど何一つないです。

幸せに生きるためにはまず、生き延びること、そして自己実現することが必要です。
生き延びるには最低限生きていくだけの資力が必要ですし、
自己実現のためにはつらいことがあっても向かってる、正しいと信じられる心が必要です。

そんな抽象的な話をしても全く心に響かないと思いますが、
幸福自体がそれぞれ全く何に幸せを感じるか異なるので他人からは教えてもらえません。
それだけでも知っていると、かなり楽になるはずです。

自分と他人は違うということ、自分を知るために毎日を過ごすことが超重要です。
それを知るためにはとにかく毎日沢山の刺激を受けること。
やったこと無いことをたくさんすること、一定期間をなにかに注ぐ事が必要です。

それらははたから見れば浪費のように見えるかもしれませんが、
大学生のうちにこれさえ感じながら毎日を過ごせれば有意義だと思います。

大学でお金を稼ぐ練習はしていいけど人生をかけるな

私はスタートアップ企業に参画し、ベンチャーキャピタルから出資を受け、
いろんなコンテストで受賞し、GAFAから支援を受けたりした会社を間近で見てきました。

だから「大学生も起業する時代」であることは十分わかっています。
それでもなぜ大学生でビジネスをすることをそこまでおすすめしないのか。

別に、絶対にしてはならないとは思いません。
そういう力がある人は自然に生き残りますし、何を言おうとやります。

でも、「ちょっとだけ興味がある」「なにかできる気がする」程度の人が、
わざわざ大きなリスクを背負ってビジネスをする必要があるかと言うと微妙です。

ちょっとだけ、うまくいく人の見極め方をお伝えすると、
大きなリスク(借入や出資)を伴うビジネスをする前に、
小さなリスク(自己資金)で何ができるか、稼げるか実践できていることが大切です。

それができないとどんなにいい技術やアイデアでもまあビジネスにはなりません。
今はそうした技術やアイデア元にシードである程度まとまった金額を出資してくれる
機会もかなり増えてきましたが、これはかなりの確率で失敗します。リスキーです。

ビジネスは一朝一夕でうまくいくものではありません。そう見えたとしてもそうではない。
確かな自信と実績が生まれる前に、起業っぽい活動をすると、
端的に言えば、視野が恐ろしく狭くなる可能性が高いです。

実は私はその罠に陥りました。なにも検証もできてないのにビジネスを立ち上げて、
結局、自分の本当にやりたかったことに力を割くことができず、
それでも、会社を潰さないために資金繰りや目先の利益に囚われて動いてました。

これはかなりつらいです。たとえお金がある程度入ってきたとしても、
自分の中の信念がブレたままとにかくお金を稼ぐことに力を注ぐというのはストレスです。

だから、せっかくの大学生、働く必要性が感じられないのであれば稼ぐのはやめましょう。
それより、いろんなことに興味を持って一定期間を決めてやってみる。

そこでの学び、「自分はできた」「自分はできなかった」という学びを
大学生のうちにたくさんすることが大事であって、お金を稼ぐことは後からでもできます。

大学時代にやることで無駄なことなど何一つ無い

この記事は、どちらかというと私のような自己肯定感の低い人間、
決して楽しそうではない、一見楽しそうだけど実は毎日悶々と過ごしている人向けです。

「大学は充実しているし、特にやるべきことなんて考えなくていい」
という勢いで毎日楽しく過ごしている大学生の皆さんはそのままで良いと思います。
むしろ、それくらいやりきれる毎日を過ごせる人がわたしは羨ましいです。

まあ、私はそんな「病んでる」状態のままおじさんになり、
仕事や恋の経験を少しずつ積みながら人間性を取り戻し て生きてます。
そういう人生も毎日が成長実感があるので、今思うと悪くないのですが、
人よりも社会的順応性が著しく低いので本当に運が良かったのだと思います。

そういう自分が今振り返ると「こう考えることはできたなぁ」と思うことがあります。
それが、「人生無駄なことなど何一つ無い」ということです。

大学に行かせてもらえるくらいの身分ですから、普通に生活ができて、
昼まで寝てるのは当たり前、何もする気力がわかず、それでいながらにして、
勉強はそこそこできたりするものですから、今思えば逆にたちが悪いと思います。

なぜなら、頑張ればそれなりに成果が出せてしまうからです。
器用貧乏は自分の恵まれた能力で生きていけるだけの力がかんたんに出せる人間です。
ある意味で恵まれてるのですが、これはある意味で不幸です。

もし、できることなら大学生の頃に悶々と過ごしてきた自分に、
一瞬でも自分がやったことないこととか、できるまでやり込みたいこととか、
恋人に絶望するとか、感情いっぱいの時間を過ごしてほしいです。

何でもいいんです。ゲームでもバイトでも。
自分がひたすら時間を使ってできることを見つける。
見つからなければ飛び込んで見る。無鉄砲でわがままなくらいが丁度いいんです。

無駄なこと沢山やってください。毎日寝たいだけ寝てください。
そして、最後は笑顔でいてください。

全力で物事に打ち込めることがないという人はたくさんいますが、
それは、やり始めてないからなんです。やりはじめて続けようとしたけど無理だったら、
すぐ違うことをし始めればいい。探すことは目的じゃないんです。

簡単そうに見えるYouTuberやブロガーほど継続する努力が必要ですが、
そういう実感は実践してみた人しかわからないからです。

だから、なんでもやってみる。それは決して無駄じゃない。
そういうプロセスを経ないと自分の軸が見えないまま、70歳まで働くことになります。
私はその事に気づいたのはごく最近です。このまま生きるにはつらすぎると思ったんです。

だから、今大学生のうちに人生に無駄なことなど何一つ無いと知ってほしい。
とにかく自分の好きなこと、心躍ることを徹底的にやってみる。
恥ずかしいとか、お金がかかるとか、そんなことは些末なことです。

結果的にやってないことは、将来悪い結果しか生みません。それは恥ずかしいどころか、
やらなかったことで自分は何も気づけず、意味を見いだせず生きていて辛くなります。

危うくそこに陥りそうになった人間ですので皆にはそうならないで欲しい。
本当に笑顔でいられること、人間関係、自分のほんとうの気持ちを見つける、
そのために使う時間なら、何をしても無駄なことなどありません。

大学生のうちに得意不得意をもっと意識する

もうひとつ言えることがあるとすれば、
「自分の得意不得意をもっと意識すること」に時間割いてください。

大学に入学できるくらいの人は僕と同じ器用貧乏タイプも多いはずです。
そういう人の弱点は八方美人にそつなくこなすことが染み付いているということです。

それはなにかのゲームで武器レベル5くらいで100個持ってるようなものです。
卒業してから何かしら働くという活動をすることになると思いますが、
その際には間違いなく分業制になります。

一人では24時間しか時間が無いので10人で240時間分の仕事をするのです。
240時間で10倍以上の収益を上げることができれば1人で働いているより良いわけです。
会社の仕組みというのはつまりそういうことです。リカードの貿易理論比較優位です。

まあ、つまりもっと、得意不得意は意識したほうがいいということです。

といっても実は大学生がそれを意識することはとても難しい。
卒業して実際に仕事をしてみて、世の中の仕組みとか、お金の流れとか、
ビジネスと家族とかそういう生々しい問題が見えてきます。

恵まれた環境で育ってきた大学生に、
自分が本当にどういう強みがあるのかなんてわかりません。
じゃあどうするのかというと、とにかく色んな経験を積まさせてもらうことです。

出会系アプリで色んな人とあったり、オフ会に参加したり、
バイト先の先輩に人を紹介してもらったり、バンドや演劇活動をしたり、
まともにお金を稼ぐための方法を考えてみたり、意外とやってみると楽しいです。

投資詐欺、FX、パチ、マルチだけには注意してくださいね。といいたいですが、
そういうたぐいに騙される経験も少しはしてもいいのかもしれません。
知り合いにも騙された人はいますし、友人を失った人もいますし、逮捕された人もいます。

わけのわからない世の中に生きてるんだと言うことを実感するのも勉強になります。
一番後悔しているのは、私はビビりすぎてできることもやらなかったことです。

だからといって今騙されたり、不幸になったかというと全くそんなこと無いのですが、
大学時代にあれだけ時間があったのに未だに大学生のような生活をしているというのは、
どれだけ大学生に心残りがあったのかと自分でも思います。

大学生は有利なので就活を恐れない

大学三年生くらいになると就活の話が出てくると思います。
私は就活が怖すぎて毎日怯えていました。

当時の自分はとにかく自分に自信が持てなかった。
当然女性にはモテないし、(モテる努力を何一つしていなかったから当たり前なのですが)
いい会社に入れるようなエピソードの一つすら持っていませんでした。

確かに話のネタが無いというのは武器になるネタが無いわけですから、
他の就活生と比較して劣っているように感じるかもしれません。
しかし、サラリーマンから見ればどの学生も同じようなものです。

世界一周しましたとか、サークルの幹事をしましたとか、
部活で活躍しましたとか、バイトリーダー頑張りましたとかです。

本当にどれも同じくらいにしか考えてないのでそこで差別化するのは難しい。
それでも何が違うのかと言うと「自信」です。

結局、自分で何かをやりきったという人は失敗しようが、そこに自分の限界、
自己理解が深まっているので、それ以上のことは神のみぞ知ると思えるのです。

だから、変に気負わないで済みます。それが自信があるように見えるんです。

一方で何もしてこなかったという人(実はしているのですが上手く気づけてない人)は、
物事の凄さ、客観的な評価を気にするので、自分が劣っているように感じると、
自身を持って説明することができなくなってしまうのです。

まさに私は後者で大学に入学し、授業にはしっかり出席し、図書館にも毎日通うくらい、
まっとうに勉強をしてきたのに、「サークルがどうだ」「バイトがどうだ」と、
同じ土俵でエピソードを展開してしまい撃沈しました。

大学は勉強や研究をするところなのですからそれも十分にアピールポイントなはずですが、
「つまらない学生」だと思われたくないという他人の視線を気にしすぎてたのですね。

そしてこうやって大学生のうちにやっておきたいことを書いているように、
私は大学生のうちにこれらのことが実践できなかったからこそ、
いま少しだけ振り返ると後悔しているというわけですね。

何もビジネスを知らない大学生を採用してくれる日本の会社は本当に優しい。
そのほうが吸収してくれると思っているのかよくわかりませんが、
その時点でアメリカやフランスの大学生より就活はイージーゲームです。

そのままの自分がやってきたことが自分の得意不得意なことで、就活では、
必ず入りたい会社だけでなく、自分に合いそうな雰囲気の会社を探すことが大切です。

まあ、最悪もがき苦しむほど困ったら財務諸表を読んで大きくて、
利益を安定的に出している、業界トップの会社に行くと良いと思いますけれど。

大学生よ、今すぐ何をやるか書き出してみよう

さあ、後は自分がやるかやらないかです。
別に何しても良いからこそ決めないと始まりません。

すぐできるからと言って始めるのはあまり良くない。
少なくとも自分がやってみたかったこと、やってみたけど挫折したことを再スタートする。

例えばブログやYouTubeもすぐには実績が出ないんですね。
今はプレイヤーが多くて競争も激しい。
それでも自分がやりたいと思えればとりあえず1年間やってみてください。
その際は必ずその分野のトップを走る人のマネをすることが大切です。

オリジナリティは後からでも付け加えられますが、
守るべき基礎や成功のノウハウは後から付け加えることができません。
口で言うのはかんたんですが、実践するのは自分のエゴとの戦いで難しいです。
とにかくどんなことも一流の先人の真似をすることが一番大切です。

自分がずっとやりたかったことを書き出してみて、大学生のうちにやりたいことを決める。
それからどうしたらそれが実現できるのか、
もし時間と金が必要なら大学は休学すればいいと思います。

本当に今動き出せば、大学時代にやったことで無駄なことなど何一つ無いです。
そう思えるくらいやりきったら就活も、その後のビジネスマンとしての生活も、
ある程度自身を持ってやりきることが自然にできるはずです。

また、働きながら軌道修正していけばいい。
その際も小さくスタートさせて、大きく育てるという時間を味方に使って、
幸せな人生を築くための自分だけのポリシーを育ててください。

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