皆さんこんにちは。6週間に及ぶサンフランシスコ・シリコンバレー滞在をいよいよ明日に終えることになりました。
天気は常に心地よい日差しで素晴らしい場所でした。物価が高いのがネックですがこのカリフォルニアの大地の良いところを集めたような素晴らしい街だと思います。
長期滞在してはいましたが、実際街の雰囲気を感じたいというだけであればそこまで見どころが多いわけではありません。そこで、サンフランシスコで必ず抑えておきたいポイントを勝手に選ぶことに致しました。
あまり時間がないという人もサンフランシスコを楽しめるポイントだけ選びましたのでぜひ参考にしていただければ幸いです。
宿泊はユニオン・スクエア周辺かフィッシャーマンズワーフ周辺
まず一番最初に決めなければならないホテルについてです。これについては「ユニオン・スクエア」もしくは「フィッシャーマンズワーフ」(トリップアドバイザー7位)周辺にすることをおすすめ致します。
一番の理由は「サンフランシスコの観光地はこの2つのエリアに集中している」からです。
1日でサンフランシスコを満喫するのであれば間違いなくこの2箇所に宿を取ったほうが、間違いなく効率よく、そして疲れることなくサンフランシスコを楽しめます。
SFの代名詞であるケーブルカーは必ず乗る
「ケーブルカーは観光客で混む」、「ケーブルカーでスリが出る」などといったコメントに怯えて少しケーブルカーを避けようと思った方、それは間違いなくもったいないです!
サンフランシスコの代名詞「ケーブルカー」(トリップアドバイザー3位)はマストです。混むのが嫌であれば、ケーブルカーに乗る日が土日である場合は午前中に乗りましょう。平日であれば午前中は空いていますが午後でも20分位待てば乗ることができます。
また、ケーブルカーは1回7ドルかかりますのでスリもそこまで頻繁に乗りません。また、定員をしっかり守るので満員電車になることはまずありませんので、ちゃんと普段どおり気にかけていればあまり心配はありません。
ケーブルカーやMUNI(路面電車&メトロ&バス)1日乗り放題のチケット(22ドル)、3日間乗り放題で観光名所チケット3つ付きのSF City Pass(90ドル)などでも乗ることができます。
ユニオン・スクエア周辺のホテルに宿泊の際はPowell-Hyde線に乗ってみましょう。所要時間は20分程度です。
途中ケーブルカー博物館(トリップアドバイザー22位)やロンバート・ストリート(トリップアドバイザー4位)を通りますので、途中下車してもいいかも!終点のHydeはフィッシャーマンズワーフの端っこに到着します。
フィッシャーマンズワーフ周辺のホテルに宿泊の場合は、まずアルカトラズ島ツアーに参加してピア39、フィッシャーマンズワーフを通ってPowell-Hyde線でユニオン・スクエアを目指しましょう!
アルカトラズ島は「ザ・ロック」を見て行く
有名な観光地である「アルカトラズ島」(トリップアドバイザー1位)は思ったより面白かったです。これも映画「ザ・ロック」を知っているか否かでちょっと変わってきますが、見てない人も楽しめます。
フェリー代は大人38.35ドルと少しお高めですが、こちらにはフェリー代およびアルカトラズ島のオーディオガイド(日本語あり)が含まれています。
刑務所として使用された島でアル・カポネを始めとした凶悪犯が収監されていたことで有名なのですが、この刑務所ツアーのオーディオガイドが素晴らしく楽しいのです。
通路をオーディオガイドに従って進むことで、当時の様子や事件の歴史などその場で語ってくれたり、開設してくれるのでとてもワクワクします。思ったより面白かったので皆さんにもぜひおすすめしたいなと思います。
ピア39を見学して自転車を借りる
「ピア39」(トリップアドバイザー5位)は「ザ・サンフランシスコの観光地」です。
たくさんのお土産屋さんが並んでいてとても見ごたえがあります。ちょっと歩くくらいであれば30分位で十分回れますので一度は行ってみてもいいと思います。
なんといっても目玉はアシカの日向ぼっこ(「シーライオンセンター」)です。埠頭の先の方でアシカたちがたくさん日向ぼっこをしている様子を観察することができます。ぜひ見てみてくださいね。
次に近くで自転車を借ります。そしてゴールデンゲートブリッジを目指しましょう!大体一日あたり35ドル程度でレンタルすることができます。
ゴールデンゲートブリッジは自転車で行くのが良い
フィッシャーマンズワーフ周辺で自転車を借りたら、「ゴールデンゲートブリッジ」(トリップアドバイザー2位)を目指します。だいたい自転車で30分位でつきますが、途中「パレスオブファインアーツ」(トリップアドバイザー16位)を見学してみても良いですね。
パレスオブファインアーツはローマ建築風の建物でとても美しく、突如サンフランシスコの住宅地に現れるためとても不思議な感じがします。
ゴールデンゲートブリッジに向かう途中、最後だけ坂になってますが、それまでは海沿いの道がほぼ平坦なのでスイスイと行くことができます。そしていよいよゴールデンゲートブリッジです。
記念撮影をするだけでもとってもいい思い出になりますが、体力に自信があれば渡ってみてはどうでしょうか?帰りは来た道を帰ります。少し違う道を帰ってもいいですが、サンフランシスコは坂の町、海沿い以外は自転車で走りにくいのです。
自転車を借りたフィッシャーマンズワーフまで同じ道を帰ることをおすすめします!
もしユニオン・スクエア周辺まで戻りたいのであれば、ケーブルカーで戻るのも良いですが、路面電車のF番線「マーケット・ストリート・レールウェイ」(トリップアドバイザー26位)に乗って海沿いからぐるっと回れまますのでおすすめです。
1日でサンフランシスコを感じたいと言うのであればこのコースで決まりだと思っています。1日しか滞在できなくても大丈夫です。10時頃から夕方まであれば十分回ることが出来ると思います。
もう少しサンフランシスコを観光したいなら
現代アート好きならSFMOMAに行こう
これまでの観光地は海沿いに集中していましたが、ユニオン・スクエア周辺の観光地として一番オススメは「サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)」(トリップアドバイザー22位)。
大都市にはかならずある近代美術館ですが、サンフランシスコ現代美術館ももれなく見ておきたい現代美術館の一つです。今2018年10月24日現在は「ルネ・マグリット展」を開催しています。
サンフランシスコ交響楽団のコンサートに行こう
かの小澤征爾も音楽監督を務めたことのある「サンフランシスコ交響楽団」(トリップアドバイザー10位)のコンサートも街の魅力の一つです。
クラシックのコンサートは敷居が高そうですが、実は一番安い席は30ドル程度からとお手頃です。世界でもトップ10に入ると言われるサンフランシスコ交響楽団のシンフォニーを一度体感してみるのも貴重な体験です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。サンフランシスコという街はとてもコンパクトですが、坂道がとても多いため歩いたり自転車で移動するのは少し大変です。
そのため、100年近く前からケーブルカーが発達した街でもあります。ぜひこの街ならではの特徴である坂道をケーブルカーで移動してみてください。歩いてみるのも楽しいですが、文明の利器の偉大さを再確認させてくれるでしょう。
日本との関係で言えば、サンフランシスコに江戸幕府の随米使節団が到着したのは1860年のことでした。勝海舟を船長に福沢諭吉も乗船したという歴史的な出来事です。
以後、日系移民も多数サンフランシスコで生活しており、ジャパンタウンがあるのも特徴の一つです。こうした歴史的な関係性も日本人にとってはひとつの魅力になるかもしれません。