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【2022年】e-Taxのインストールができない現象の対応策

Windows10のマシンにe-Taxを入れようとしたらノートパソコンの方はすんなりとできたにもかかわらず、デスクトップの方には入らない。

当然公式の国税庁Webページやググってみて色々やってみたがやはりうまく行かない。最後に検索結果の下の方に出ていたブログを見て、「これはどうだ?」とやってみたところビンゴ。

確定申告が迫っている1月に事前に解決できてよかったと思っていただけるよう情報をまとめておく。

e-Taxのインストーラーが最後にフリーズする現象

私のマシンで起こったのはこれ。「e-Taxソフトが新しいソフトウェアのインストールを構成中です。」という画面で何度トライしてもフリーズしてしまう。

パソコンは大好きなので大抵の問題は自力で乗り越えてきたが、今回のケースは、他のマシンではうまくいくのになぜかこのマシンではうまくいかないという現象。まずは公式の解決策を見てみた。

国税庁公式のアンサー

e-Taxソフトのインストール時に「e-Taxソフトが新しいソフトウェアのインストールを構成中です。」というメッセージが出たまま止まってしまいました。どうすればいいですか。

次の1~5について、順を追ってe-Taxソフトを再インストールしてください。

常駐アプリケーション(セキュリティソフト等)がインストールを妨げている可能性があります。
可能な限り、他のアプリケーションを終了した状態でe-Taxソフトを再インストールしてください。
該当端末上で新しいWindowsOSユーザーを作成した後、e-Taxソフトを再インストールしてください。
「コントロールパネル」-「ユーザーアカウント」-「ユーザーアカウント制御設定の変更」を選択し、Windowsデフォルトの設定状態でe-Taxソフトを再インストールしてください。
「e-Taxソフトのダウンロードコーナー」の(3)に記載されている手順で「ルート証明書インストーラ」「信頼済みサイト登録」を実施した後で、e-Taxソフトを再インストールしてください。
以下の①及び②を削除後、e-Taxソフトを再インストールしてください。
なお、③に記載のフォルダにファイルが生成されている場合は、①~③まで全て削除のうえ、再インストールしてください。

すべてトライしてみたがうまく行かない。調べてみると他にも「国税庁の回答は全く解決にならない」という意見も見られたが、たしかに解決しない。

公式のアンサーではダメである。

Javaをインストールしてないから説

Windows10にJava JREをダウンロードし、ダウンロードしたファイルを起動しインストールする。パスの設定が変わっているのでパソコンは一応再起動しておく。

e-Taxはプログラムファイルでx86のフォルダに自動作成される。つまり32ビットのプログラムファイルであるということであると思っている。

そのため、Javaも32ビット版をインストールした。

しかし、ダメである。

ついでに、64ビット版もインストールした。

しかし、ダメである。

Javaのランタイム環境を用意してもこの問題は解決しなかった。

管理者権限でインストールしていないから説

よくあるのがこの管理者権限がないことでフォルダへのアクセス権限がないために、インストーラーが必要なフォルダを作成できず、インストールが中断されてしまうという現象。

このような状況の場合、管理者権限があるAdministratorアカウントで実行すれば大抵の問題は解決する。

インストーラーを右クリックして、「管理者として実行」を選択してもこれはできる。

しかし、ダメである。

互換モードでこのプログラムを実行する説

互換モードとは新しいバージョンに搭載された機能を制限し、下位バージョンで実装されていた機能のみで起動するモードのことである。

Windowsにはこれまで、XPやVistaなどいろいろなバージョンがあるので、e-Taxがそれらに対応するよう作られていれば、互換モードで動く可能性はある。

しかし、e-TaxはWindows8.1以降のWindowsに対応する新しいソフトウェアで、かなり頻繁にアップデートがされているので、互換モードでわざわざ動くような設定でインストールされても、なんらかの機能が制限されてしまいそうである。

一応やってみたが、ダメであった。

その他のいろいろなプログラムが邪魔している説

最後にたどり着いたのがこれである。Windowsは起動時に様々なインストールしたソフトウェアを起動するように設定されていることが多い。

また、よく使うであろうインターネットの無線通信なども、実はOSから見れば、この機能を使うにはプログラムを走らせなければならない処理の一つであり、ベースのOSの仕事ではない。

このように、いろいろなソフトが起動したり通信し始めることで、なんらかの理由でe-Taxのソフトウェアの構成設定が完了できずにフリーズしてしまったのではないかと考えることもできる。

ということで、Windows10をセーフモードで起動してみた。

セーフモードというのはWindowsがエッセンシャルな機能だけを起動することでパソコンを立ち上げる最小構成の起動法である。これで、e-Taxをインストールする際によけいな他のアプリや通信などのプログラムを起動させずにパソコンを立ち上げられる。

セーフモードの起動法は例えばこの記事を読んでやってみる。

「Windows 10」をセーフモードで起動する方法について(ネットセキュリティブログさん)
https://www.japan-secure.com/entry/how-to-start-windows-10-in-safemode.html

早速、セーフモードで起動すると、真っ黒な画面で玄人っぽく好みであるが、そんなことはどうでもよくe-Taxのインストーラーを起動させる。

・・・

完了しました。

e-Taxのインストールができない場合は虱潰しにこれらの解決法を実行してみよう

というわけで、セーフモードでインストーラーを起動させたら無事e-Taxがインストールできた。原因は究明できていないが、他のアプリ、ドライバーとの相性などで、e-Taxのインストーラーがこれ以上進むことができなくなってしまっていたと思われる。

Webで同じような症状がある人を見かけてどれもおそらく正しい解決法の一つではあるのだろうが、おそらくこの記事が一番網羅的に解決法をまとめていると思う。

管理者として実行しても、互換モードで実行しても、Javaを32ビット、64ビットどちらもインストールしても解決できなかった人もわずかながらに居たようである。

もし同じような症状があれば、ひとまずしらみつぶしにこれらの解決法を実行してみてはいかがだろうか?

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