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法人口座開設時に銀行の「お届け印」にはどのハンコを使えばいいの?

法人口座開設にはお届け印はもちろん最低以下の書類が必要

銀行口座開設に必要な資料

法人設立が終わったらすぐに銀行口座を作りますよね。
しかし、場合によっては口座開設が許可されない場合も結構あります。

なので、いくつかの金融機関に同時に法人口座開設の申込みをしておくと良いと思います。多くの場合、法人口座開設の申込みに必要なのは以下の資料です。

  1. 法人口座申込書
  2. 取引目的等確認の書類
  3. 租税条約等に伴う所得税に関する申請書
  4. 全部事項証明書
  5. 印鑑証明書(法人)

上の3つはどの銀行も用意しており銀行の窓口で受け取ることのできる記入用紙です。
最近はインターネットからも記入して、印刷、押印後郵送することもできます。

銀行への届け出印となるのが法人銀行印

この口座開設申込書に押印する印鑑の場所はたいてい「お届け印」と記載されていますが、
一般的にはここに届出印として「法人銀行印」を押印します。

印鑑を作るときは3本セットでつくることをおすすめしますが、
法人実印は内側に「代表取締役之印」と記載されているのに対して、
法人銀行印は「銀行之印」と記載されます。

この2つの印鑑は、前者が登記の際に法務局で印鑑登録を行ったものであるのに対して、
法人銀行印は法務局の印鑑登録をしていない印鑑でも使用できるという違いがあります。

経営者の方の中にはこの「法人実印」と「法人銀行印」を兼用している方もいますが、
紛失時のリスク等を考えると法人銀行印は別に作成したほうが安心です。

後ほど格安のハンコ屋さんをご紹介しますが、1本千円くらいから作成できますので、
はじめから法人印3本セットという形で購入しておくことをおすすめします。

法人口座開設の記載事項は似通っているが各行少しずつ違う

それぞれの金融機関で手続きはだいたい同じですが、
微妙に提出する書類や記載事項が違っています。

そこで実際にいくつかの銀行の口座開設手続きに必要な記載事項をみてみました。

三菱UFJ銀行

  • 普通預金申込書
  • お取引時確認記録表
  • 実質的支配者の関係図
  • 実特法届出書
  • 履歴事項全部証明書
  • 印鑑証明書
  • 本人確認資料

上の四つの書類は銀行側が用意して頂けるフォーマットになっています。
「履歴事項全部証明書」というのは会社の「登記簿写本」です。

会社案内、製品、パンフレット、お取引先さま向けご提案書、見積書、注文書、仕様書等は、必要に応じ提出を依頼される書類となっています。

店頭で説明するときにそのようなものがあったほうが信用を得やすいでしょう。

楽天銀行

  • 法人ビジネス口座開設申込書
  • 法人ビジネス口座開設申込委任状兼実質的支配者に関する届出書
  • 履歴事項全部証明書
  • 口座管理者さま 本人確認資料
  • 事業実態の確認できる資料
  • 本人確認資料

上記2つの書類はインターネット上で入力し、自動作成されるPDFをダウンロードします。
自宅等で印刷して押印の上郵送する形になります。

こちらは印鑑証明書が不要ですね。

住信SBIネット銀行

  • 口座開設申込書(法人)兼特定取引を行う者の新規届出書
  • 履歴事項全部証明書
  • 印鑑証明書
  • 設立半年以内の法人は、法人設立届出書(控)又は青色申告承認申請書(控)又は建物登記簿謄本又は建物賃貸借契約書
  • 代表者の本人確認資料
  • 法人番号確認書類

おそらく上記3行のなかでは一番書類が多いと思われます。
対面での審査ができないので万全を期した口座開設手続きになっているのでしょう。

なお、会社実印を押印しなければならないのはここのみです。

口座開設手続きで会社実印を押す必要があるとは限らない

銀行用のハンコとして「銀行印」を作り押印するのが普通

銀行の口座開設というと何かと厳格なイメージがあります。
確かのそのとおりで口座開設手続き時には必ず印鑑を登録しますよね。
(近年は意味がないので個人口座は印鑑不要化が進んでいます)

しかし、この「銀行に登録する印鑑」というのはあくまで銀行用の印鑑で良いのです。
それを一般的には「銀行印」と呼びます。

法人口座申込書に押印する印鑑は「お届け印」として記載されていますが、
ここには「法人の実印」ではなく「銀行印」を押印して提出します。

法人銀行印の大きさに決まりはあるの?

会社を登記する際に「法人実印」が必要なので作成したと思います。
こちらは税務署への届け出や社会保険事務所に押印します。

しかし銀行口座開設手続きの際は一般的に「法人銀行印」を使います。

銀行用の印鑑は経理担当者が管理することもあると思いますので、
法人実印と兼用すると後々不便だったり、実印を勝手に使われてしまう可能性があります。

大きさは16.5mmや18mmのものが一般的です。
法人実印と同じ大きさでも構いません。内枠の文字は「銀行之印」とします。

出典:ハンコヤドットコム

そこで法人用3本セットではじめから購入しておくことをおすすめします。

私は「法人実印」と「角印」の2本セットで購入してしまいましたが、
「法人銀行印」は必要なのではじめから3本セットで購入して良いと思いました

一番お安いところだと、送料無料で4,600円ということです。
ちなみに私はなぜか張り切ってしまい2本で17,000円位かけてしまいました。
なお、印鑑ケースはあったほうが便利です。

2本セットで購入した場合は追加で作成してもらいましょう。
安いところであれば1本千円位からつくることができます。

ちなみに私は法人実印と角印は「黒水牛」で作りましたが、
法人銀行印は「柘」で作りました。木だから安っぽいということはなく綺麗な印影です。
値段がかなり違いますので見た目の好み等で決めて良いと思います。

法人口座申込の際のお届け印に関するまとめ

法人口座の開設手続きは銀行の窓口やインターネットで簡単に行なえます。
しかし、犯罪利用を防ぐため近年は口座開設が厳格化されつつあります。

登記先にコワーキングスペースやバーチャルオフィスを利用している場合は、
より一層厳しい審査になるため十分に信用してもらえる証拠やツテが必要
です。

そして、銀行印としての届出印は「銀行用の印鑑」を作ったほうが良いです。
結局、法人実印と角印と法人銀行印は必要になりますので、
予めこの3本セットは購入しておくべきです。

銀行印として使える印鑑は一般的には16.5mm~18mmです。
法人実印と同じ大きさで、内側に「銀行之印」と彫ったものを用いるのが一般的です。

まだ銀行印を作成していない方は1000円程度で法人銀行印を作成できますので、
楽天やAmazonなので検索してみると良いと思います!

ものすごく今更なのですが、黒水牛の印鑑3本セットでも7千円以下でした。
大手のハンコ屋さんと比較すると半額以下ということに気づきました…

大手のハンコ屋さんは「印影保障」として10年ほど無償で交換して頂けるのですが、
最近は格安ハンコ屋さんでも保障は一応ついていたりします。

もちろん倒産されたりしてしまうと保障も意味がないですが、
ハンコはそう簡単に減るものではないので、
まずは一緒にハンコが押せなくなるほど会社を成長させていきましょう!

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