仕事が嫌な時は人事評価を活用して本音を吐く
自分はつい2ヶ月前に会社を退職しました。
結果としてとても良い選択だったと思うのですが、辞める前にどんなことを整理したか思い出してみた時に、その辞めたい会社の人事評価をつかって自分の「外部評価」と自らの思いを見える化しました。
具体的にはこんなことを書きました。
評価面談のときに上司からのフィードバックがあると思います。
私はコンサルティング会社なのでプロジェクトごとに上司がいて、それぞれフィードバックがあります。
そのため、普通の会社よりも多様な意見をもらうことができました。
客観的な自らの「強み」と「弱み」の把握
まずは、フィードバックから自分の「良いところ」と「悪いところ」を書き出しました。
これは客観的に評価されている点と要改善点ということになります。
結果として「強み」と「弱み」としてくくって良いと思います。
今回は自分と仕事のマッチングが上手く行ってないが故に、
辞めたいと考えているのですから、「なぜうまく行ってないか」を表している、
「弱み」に着目します。
「弱み」への注目となぜ「弱み」となったのかの掘り下げ
次に「弱み」に対して「なぜそうなったのか」を書き足します。
例えば「テクニカルが弱い」という指摘に対して「興味がないから」と理由付けをします。
可能であればできるだけ細かく理由をつないで書き出すとより効果的です。
例えば…
- 業務上で必要な知識が身につかないのは勉強してないから
- 勉強してないのは時間を割いていないから
- 時間を割いていないのは興味がないから
すべての「弱み」に対する理由付け
同じようにすべての弱みに対して理由付けを行います。
- 「やりなおしがある」のは「完成形が見えてないから」
- 「能動的にやらない」のは「やる意欲がわかないから」
- 「作業への理解が薄い」のは「そこに興味を持てないから」
このようにすべての弱みが発生した原因を「なぜ?」で詰めていきます。
すると、明らかにすべての弱みに対して自らのモチベーション低下が原因となっていることがわかります。
すべての弱みにつながる原因をまとめて更に掘り下げる
この場合、すべての弱みに対して「仕事に興味を持てない」ことが原因になっています。
人によっては作業効率が低くて指摘されたり、やり直しがあるのは聞き直しをしないから。
といった別の原因がでてくるでしょう。
なぜ「今の仕事に興味を持てないのか」について考えてみましょう。
- 学べることは学んだから
- 目標にしたいと思える人がいないから
- この先同じ業務を続けることに未来が見えないから
- 業界として縮小する見込みがあるから
- AI等に取って代わられる可能性が高いから
このように理由が出てくると思います。他にもこのような理由が上がるかもしれません。
- 精神的な病気が深刻化したから
- 他にやりたいことが見つかったから
- 家族のケアのため
最後に今の会社でそれを解決できるかを考える
最後に出てきた問題とその理由について、今の会社で解決できるかを考えます。
もし、退職を決意している段階ではすでに万策尽きていると思いますので、
「今の会社では根本的に解決不可能」となるかもしれません。
その場合は、転職もしくはキャリアチェンジを考えます。
しかし、時短勤務や週3日制が許可されるなど解決できることもあります。
その場合はその制度使用の検討を行った上で、問題が解決できないようであれば、
同様に転職もしくはキャリアチェンジを考えましょう。
キャリアアップを目指す場合は、すでにその会社では学べることは学んでいると判断し、
より能力を活かせる場を求めたほうがよいでしょう。
まとめ
私の場合は、今後キャリアの発展性が見えないと感じました。
収入が良くてもやりがいを感じられない仕事ほど苦痛なものはないと思うタイプです。
行きていくだけの収入と自らのやりがい、そしてやりたいこと。
人生でやってみたいことに近づくために今の環境では足りないことを考えるために、
せっかくの評価面談ですから有効活用して次のキャリアを目指しましょう。
もし、貴方には「弱みがない」というフィードバックしかくれない上司であれば、
おそらく能力に応じた仕事ができていない可能性が高いので、
伸ばしてくれる上司の元に移動することをおすすめ致します。