キャリア

20代での転職はアリかナシか|3年目でのキャリアチェンジ経験者の例

だーさん
だーさん
入社してから3年、仕事を通して考える中で違うキャリアも考えるようになったし、転職活動を始めようかな
記事の対象者
  • 20代で転職を検討している社会人
  • 第二新卒の募集に興味を持った人
  • 20代のうちにキャリアチェンジを図りたい人

結論から言えば、今の時代はアリだと思います。
「将来守るものを守れるように今キャリアを真剣に考えるべき」です。

現代において、知的生産なしに稼ぐことはできません。

近代的な労働とは時間を売ってお金を稼ぐことでした。
これはつまり「時間が有限である以上、もらえるお金も有限である」ということです。

知的生産とはデスクワーカーではありません。
知的生産とは時間では測れない、新しい価値創造のことです。
1日8時間デスクにかじりついている人が知的生産をしているとは限りません。

会社で出世することが幸せだと考えられていた時代は終わりました。
何十年もかけて出世して年収が上がったとしても、早期退職の対象になる時代です。
それは決して能力や実力がないからではなく、労働力として不要だからです。
あくまで労働時間の対価として賃金を得ている以上、それは仕方のないことです。

じゃあどうするのか、知的生産をするしかありません。
知的生産をしてない人間はAI以前の問題として淘汰される運命にあります。

そうならないように、今真剣に考えるべきは「転職をすべきかしないべきか」ではなく、「いかにして自分にとって楽に生き延びるか」という生存戦略です。

なぜ転職したいのかという「理由」を考える

「新卒で入社したものの、思っていたような仕事ができず、今後もできそうにない」
「上司がまったくトンチンカンな人間で、パワハラまがい。相談できる人もいない」

転職しようと思ったきっかけはいろいろとあると思います。

ただ、まず20代での転職を検討したときにしなければならないことは、
あなたが転職したいと考えた理由を明確にすることです。

最初に申し上げると、この記事では転職をおすすめするのではなく、
今後のキャリアデザイン、キャリアプランニング、生き方、価値観というところを、
重視していますのでご承知おきください。

まず、現状変えるべく、明確な目的が定まっている場合は、それを書き出しましょう。

  • 今の収入では生活がカツカツなので年収50万円アップ
  • 子供の送り迎えのため週3勤務をしたい
  • 営業をやっていたが、マーケティングをやりたい

その場合は、すべきことは明確です。

  1. 現在の会社でその希望が実現可能かを上司や人事に直接相談する
  2. エージェントや転職媒体を用いて条件にあう企業を探す

しかし、この記事をお読みになっている方の多くは、
そもそも「アリかナシか」で悩んでいるところからして明確に定まってないでしょう。

この「目的が定まっていない場合」については後述しますが、
まずは「目標が明確な場合」についてのステップをご紹介します。

転職を検討する前に今の会社の上司と相談

達成したい目標が明確な場合はまずは、①を検討します。

このときにはじめから交渉することを諦めてはいけません。
自分のわがままだと思っていても、会社が配慮して条件を提示してくれることがあります。

上司と相談できないという人は、
相談したい友人やキャリアカウンセラーのような方に相談することをおすすめします。

私も決して上司と親しかったわけではなく、ダメ社員でしたので、
何も期待していなかったにもかかわらず、
上司に時短勤務や兼業の特別許可など、働きやすい提案していただけました。

もちろん上司との関係性や自分の市場価値によっては撃沈する可能性があります。
「代わりはいくらでもいる」のが労働市場の現実ですが、
それでもある程度のスキルを備えている人材の需要が高い分野はあります。

もし、その人材に該当する場合はできるだけやめてほしくないと思うでしょう。

 

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もし、会社側にも情を感じたり、今はもう少し辛抱できるようであれば、
ここで、折り合いを着けることも一つの手です。

例えば、職種を変えたい場合は、すぐに転職するのではなく、
その職種をしている部署に転職が出来るのであればそれに越したことはありません

社外転職の場合は未経験という扱いになるために、給与水準は低下します。
また、会社が変わることは大きな環境変化で、生き延びるためのストレスも大きいです。

特に家族がいたり、介護が必要だったりする場合は大きなリスクは取れませんので、
自分と会社の妥協点を見つけることで、これからもお互い信頼して働くこともありです。

今はできなくても、時代が変わることで就労条件が変化する可能性があります。

転職サイトやエージェントを使って情報収集する

重ねてになりますが、ここを読んでいる人は「転職で達成したい目標は明確ですか?」
最初から転職サイトやエージェントとの面談に行動するのは無駄です。

はじめての転職で陥りがちなのは、現状から逃れたいがために、
とにかく転職サイトで案件を探して、片っ端から応募する方法です。

これは人生をかけるにしては極めて危険なことですので決してしないで下さい。

病気になりそうなくらい苦しければまず休みましょう。
そして自己問答するのではなく、カウンセリングのプロに相談しましょう。

あくまで現職で自分が受け入れられる条件が引き出せなかった場合に転職を考えます。

リクナビなどの転職エージェントを使って情報収集する

20代の転職であれば、リクナビ・マイナビは抑えておいて間違いないと思います。
医療、介護、薬剤師等の専門職の方は専門のサイトがありますし、
マイナビにはマイナビジョブ20’sという20代のための転職サービスがあります。

大手企業から中小企業まで、条件を提示するだけで思いがけない出会いがあったりします。

ここでも条件が定まってない限りは適切な提案がもらえないので、
明確に提示する必要があります。

社外転職の場合は基本的に同じ仕事をすることが前提となります
職種を変えたいために転職するという選択は難易度が高めです。
それでもチャレンジしたいと思えるのなら、ぜひトライする価値はあると思います。

また、インターネット広告やコンサルティングのデジタル部門など、
あたらしいビジネスの求人は幅広く関係する分野から人材を集めることが多いため、
職種のよっては滑り込める可能性があります。

未経験だと著しく評価が下がることを前提に、
年収が下がったとしてもやりたい職種であればそれも受け入れる覚悟が必要です。

また専門の転職エージェントも使うことをおすすめします。
やはりコンサルタントを目指すならコンサルティング会社専門のエージェントのほうが情報収集力が高めです。

また、勘違いしてはならないことは、転職エージェントはあくまで、
求職者の条件に合わせた求人を提供するという仕事をしているだけであって、
どれだけ「あなたのキャリアに合わせた」とか「やりたいを実現する」とか、
キラキラした言葉を載せていたとしても、
転職エージェントはキャリア相談の相手にはなりません

本気でキャリアを相談したいなら、友人や知人を介して先輩方に聞くのがベストです。

転職サイトを使って情報収集する

私の場合はリクナビとWantedlyを使いました。

理由は業界最大手の求人サイトであることと、ベンチャー企業にも興味があるからです。
もしある程度専門的スキルがあり、年収を重視するならJACやDODAがおすすめです。

興味のあるキーワードを検索するだけで、意外性のある会社が引っかかったります。
大手企業にこだわらず(これは広い視野で市場性を見極める意味でも)、
あくまで知的生産力が高まる場を提供してくれそうな会社を選びましょう。

Wantedlyはスタートアップのための求人サイトではありませんが、
なぜかスタートアップ系の企業求人が多数掲載されています。

条件よりもその会社の思いやPRを重視しているので、
気軽に面談を申し込むことができたりします。

Wantedlyのフランクな面談に慣れると、普通の会社の面接にはいけなくなります(笑)
この際に一度面談して、そこそこ面白そうだなと思えたら、
とりあえずは選考を進めてもらうことをおすすめします。

会社は星の数ほどあるので、内定よりも今その会社で必要な業務内容を聞き出し、
自分のスキル相性を十分見極めて活動しなければ、
ただ単に人手が足りないからほしいだけの、安い労働力採用に陥る可能性
があります。

会社も商売ですので人を使える労働力としか考えていないところもあります。
特に中小企業やベンチャー企業を名乗る人材使い捨て企業には注意して下さい。

明確な目標がない場合はまずキャリアプランを立てる

キャリアプランを立てる際の簡単な方法と注意点

キャリアプランニングは至ってシンプルな問いに答えることですぐできます。

これらの問いは価値観を把握するために行う必要があります。
自分でも「どうやって生きることに喜びを感じますか」と考える機会はあまりないので、
ぜひこの機会に20分時間をとってやるだけで目の前がクリアになります。

以下の問いに答えて下さい。厚生労働省のジョブカードを参考にしました。

  1. これまで自分が熱中し、没頭し、ワクワクした経験を思い起こしてみましょう。いくつでも構いません。それらのエピソードを参考に、あなたの価値観と思われるものを最大 3 つ教えて下さい。
    例:人の役に立ちたい、リーダーシップを発揮したい、経済的に豊かな生活をしたい、安定的な生活をしたい など
    例:私は( )、( )、( )と思っています。
  2. これまでの自分を振り返ってみて、自分が自信を持っていること、苦手なこと、他人から高く評価されたこと、課題があると指摘されたことを思い起こしてみましょう。いくつでも構いません。自己評価と他者評価とが重なっていると思われるところに注目してみましょう。
    Q あなたの強みと考えられることを最大 3 つ教えて下さい。
    A 私の強みは( )、( )、( )です。
  3. Q あなたの課題(弱み)と考えられることを最大 3 つ教えて下さい。
    A 私の課題(弱み)は( )、( )、( )です。
  4. あなたの課題(弱み)を改善・克服するためにどのようなことを行う必要があるか考えてみましょう。
    Q あなたの課題(弱み)を改善・克服するために取り組むこととしていることを最大 3つ教えて下さい。
    A 私は今後( )、( )、( )に取り組んでいきます。
  5. Q 現在、又はこれまで、上司や職場から、役割上期待されていること、求められていることを、最大3つ列挙して下さい。
    A 私は仕事上( )、( )、( )が期待されています
  6. Q 現在、仕事の面において、家族から、期待されていること、求められていることを、最大3つ列挙して下さい。(ご家族がいる場合だけで結構です)
    A 私は家庭から( )、( )、( )が期待されています。
  7. Q 転職を考えている理由を教えて下さい。
    A 私は( )という理由で転職を考えている。
  8. Q あなたはどのような立場・役割、分野、場所で働きたいと考えていますか。
    A 私は( )という場で働きたいと考えています。
  9. Q あなたはどのような働き方をしたいと考えていますか。
    A 私は( )という働き方をしたいと考えています。

埋めることはできましたか?
自分は大学生の頃は強みも弱みもわからなかったのですが、
こうして一度働くという経験を積んだことで、少しづつ埋められるようになってきました。

そして、今の現状についても同じように書き出して下さい。
そのギャップを見比べたときに、進むべき方向が明らかになってきます。

参考までにキャリアプランの例として私の場合を取り上げます。

私のジョブカードの回答例

  1. これまで自分が熱中し、没頭し、ワクワクした経験を思い起こしてみましょう。いくつでも構いません。それらのエピソードを参考に、あなたの価値観と思われるものを最大 3 つ教えて下さい。
    例:人の役に立ちたい、リーダーシップを発揮したい、経済的に豊かな生活をしたい、安定的な生活をしたい など
    A:人を喜ばせたい、常に探求心を追い続けたい、物作りをしたい
  2. これまでの自分を振り返ってみて、自分が自信を持っていること、苦手なこと、他人から高く評価されたこと、課題があると指摘されたことを思い起こしてみましょう。いくつでも構いません。自己評価と他者評価とが重なっていると思われるところに注目してみましょう。
    Q あなたの強みと考えられることを最大 3 つ教えて下さい。
    A 私の強みは知的好奇心、円滑に物事を進めるコミュニケーション、我慢強さです。
  3. Q あなたの課題(弱み)と考えられることを最大 3 つ教えて下さい。
    A 私の課題(弱み)は関心がないと興味をなくす、集中力、行動力です。
  4. あなたの課題(弱み)を改善・克服するためにどのようなことを行う必要があるか考えてみましょう。
    Q あなたの課題(弱み)を改善・克服するために取り組むこととしていることを最大 3つ教えて下さい。
    A 私は集中力向上、腰を軽く連絡を取る、人に関心を持つことに取り組んでいきます。
  5. Q 現在、又はこれまで、上司や職場から、役割上期待されていること、求められていることを、最大3つ列挙して下さい。
    A 私は仕事上クリエイティブ、求心力、説明力が期待されています
  6. Q 現在、仕事の面において、家族から、期待されていること、求められていることを、最大3つ列挙して下さい。(ご家族がいる場合だけで結構です)
    A 私は家庭からチャレンジ、笑顔、お金が期待されています。
  7. Q 転職を考えている理由を教えて下さい。
    A 私は困っている人を笑顔にしたいという理由で転職を考えている。
  8. Q あなたはどのような立場・役割、分野、場所で働きたいと考えていますか。
    A 私はCEOとして新しい技術を使って困っているを助けるという場で働きたいと考えています。
  9. Q あなたはどのような働き方をしたいと考えていますか。
    A 私は新しい価値の提供という働き方をしたいと考えています。

やりたいことは価値観と将来像のギャップに注目する

こうしてあなたの価値観と求める将来像が明確になりました。
そのギャップは大きければ大きいほどやりがいのあるキャリアデザインになります。

ギャップを埋めるための方法の一つとして、
転職という選択肢が浮かび上がることに注意して下さい。

私のように例えば「CEOとして…」といういう場合は、
当然転職するだけでは実現することができません。
しかし、一度転職して社長室や経営企画部門で力をつけて起業することもできます。
また、留学や進学をしながら起業を目指すこともできます。

その目標へのルートは様々なので正解はないのです。
今の自分ができることと目標のギャップの間に選択肢は無限にあることを認識します。

とは言いつつも、転職以外の選択肢はお金や勉強などの準備が必要です。
すぐには無理であっても半年、1年後など計画的に、
そのキャリアを必ず達成するための行動計画を立てましょう。

繰り返しになりますが、転職するということは「あなたのやりたいこと」ではありません。
転職を通してどうなりたいのか、30代、40代とどういう人間に成長したいのか、
それを考えて一つの、選択として転職がようやく出てくることに気をつけて下さい。

転職以外のよくある選択肢としては、大学院進学や医学部編入、
専門学校への進学、留学などが考えられます。
また、自分のやりたいことを通すのであれば起業やフリーランスという選択もあります。

どの選択が目指したいキャリアに近づけると思うかは、人それぞれ違いますので、
自分がその選択を通して、将来自分を高く売ることが出来るとイメージできれば、
それは一つの選択肢と思ってください。

能力の有無以前に、自分がイメージできないことはできませんので。

まとめ:20代転職のメリット・デメリット

メリット

  1. 大手企業では第二新卒や伸びしろを期待した採用がされる
  2. 中途採用を積極的に行う大手企業への転職の場合年収増が期待できる
  3. 全く別の仕事をするにしても早期のキャリアチェンジが可能
  4. 体力があるうちに別の仕事を身につけられる

デメリット

  1. 将来像を描けないと逃げの選択になる。
  2. 生きていくための術は必ず検討する。借金はダメゼッタイ。

まとめ

今後、知的生産ができない人は淘汰されます。

社会で評価される人間になるために、どのような人間が求められるか、
そして、自分が得意なことや長所を伸ばしましょう。

考えるべきは以下の3つの変数です。

キャリアの幸せ=将来的な労働市場ニーズ×自分の性格としての強み×価値観

この中でも一番最後の「価値観」、すなわち「あなたが何に喜びを感じるか」
この変数には自分なりの正解があります。
その価値観にそぐわない選択は間違いなくマイナスであり、全体をマイナスにします。

キャリアデザインと自己分析をかけ合わせることで、
将来も必要な知的生産の仕事をしつつ、自分自身が幸せに生きることに繋がります。

今のところはまだまだ古い働き方が日本社会から抜けきれていません。
20代の貴重な時間を無駄な拘束で失うのはもったいないと思います。

ただ、人それぞれの目標があります。あくまで自分を一番大切にした際に、
一つの選択肢として転職を検討することを忘れないでほしいと思います。