中国

中国に行く前には3種類の予防接種をすべき理由

中国に留学する日本人学生や企業の中国への転勤の前に予防接種をおすすめする。
中国の場合予防接種は強制ではないのだが、念には念を入れて予防接種すべきだ。

中国ではおなじみA型肝炎

中国で最も出くわすことが多いのが水が原因のA型肝炎だ。北京でも上海でも水道水を口に入れないという人は多く、実際に水道局に務める中国人ですら「絶対に飲みたくない」と言ったという噂さえ飛び交っている。

水道水以外にも氷や果物、サラダなど生物には十分注意したほうが良い。

A型肝炎ワクチン(接種回数3回) 一回8500円程度

4週間間隔で2回接種、その20~24週後(約半年後)3回目の接種

免疫を持続させるためには5年から10年毎に接種をする必要

16歳未満は未認可だが接種自体は医師と相談の上可能

夜の遊びに注意したいB型肝炎

その次くらいに気をつけたいのはB型肝炎である。基本的に一度感染すると治ることはない。性行為感染症としても有名であるので、エイズと同様気をつけたい。致死率も同じように低いものの、肝硬変症やガンの原因となるので、性行為はしないにしても、リスクの高い感染症として予防接種を受けておいたほうが良いだろう。

B型肝炎ワクチン(接種回数3回) 一回5000円程度

4週間間隔で2回接種、その20~24週後(約半年後)3回目の接種

免疫を持続させるためには5年から10年毎に接種をする必要

10歳未満でも接種可能

農村部で多い破傷風と狂犬病

中国で意外と多いのは怪我による破傷風と野犬に噛まれることによる狂犬病だ。狂犬病は本当に恐ろしく、厚生労働省のホームページでは「狂犬病を発症すると治療方法がないので、ほぼ100%死亡します*1」と平気で恐ろしいことを書いてある。

破傷風と狂犬病は基本的にセットで受けるべき予防接種であるので、発生頻度は低いものの、環境が悪い農村部や、近代医療がない地域などに渡航する場合は受けることをおすすめしたい。

破傷風ワクチン(接種回数3回) 一回13000円程度

3~8週間間隔で2回接種、半年後に3回目接種

以前に摂取した経験があれば1回のみ

狂犬病ワクチン(接種回数3回) 一回3000円程度

4週間間隔で2回接種、その後半年から一年後に3回目接種

免疫を持続させるためには1~2年に一回追加接種する必要

予防接種は基本的に医療機関ならどこでも受けることができるが(ただし多くは事前予約が必要)日中友好医院なら全ての予防接種を簡単に受けることができる。ただし病院によってはもう少し安く抑えることができるところもあるらしい。

予防接種と海外保険は絶対にセットで準備するべきだ。

企業派遣の場合会社負担であることが多いので、ぜひとも早いうちに準備し、すべての予防接種を受けた上で渡航して欲しい。中国の地方病院は修羅場という言葉がこれほど似合うところは無いくらいの場所であることを付け加えておく。

*1:FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|狂犬病 http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name47.html