ノートパソコンの調子が悪いと思ってもなかなか自力でハードディスク交換をしようという決心はつかない。タイの大洪水が追い打ちをかけるようにハードディスクの値段も上がり、新しいパソコンも購入し、ますますハードディスク交換をしようという意気込みは消え失せていた。
しかしハードディスクの値段もこなれてきたことだし、急遽出先で使えるノートパソコンが必要になったので自宅でホコリをかぶっていたNEC LL750/Lでも使おうではないかと思い至った。
購入したのはこれ。SSDも考えたがサブノート程度なので、160Gが500Gになるだけで十分だ。

HITACHI Travelstar 5K500.B HTS545050B9A300(500GB/9.5mm/5400rpm/バッファ8MB) 2.5インチSATA HDD Bulk
- 出版社/メーカー: 日立グローバルストレージテクノロジーズ
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念のためバッテリーは外しておこう。念のため静電気を逃がすために金属に触っておくといいかもしれない。まずはパソコンを裏返しハードディスクが入っていそうな左下の蓋を開ける。ネジ一本で止められているので開けるのはたやすい。
次にハードディスクの上で抑えている金属のフレームを外していく。これもネジを外してしまえば、爪が横にスライドすることで簡単に取れる。
ついにハードディスクが現れる。ハードディスクを抜き取るには左にスライドさせてコネクタから外さなくてはならない。無理に上に引っ張ってしまってはいけない。上から抑えて左にゆっくりと抜き取っていく。
すると案外簡単に抜けるのであとはハードディスクを取り出すだけだ。
新しいハードディスクを今の逆順に入れていけばハードのセッティングは完了である。
次にOSのインストールについて説明していきたい。
Windows VISTAのOSのインストールに関しては120ギガの壁などという問題は発生しない。もちろん再セットアップディスクは用意しておく必要がある。一応NECの「パソコンのトラブルを解決する本」には再セットアップの方法が書かれているが、ハードディスクを新しいものに入れ替えているのであまり参考にはならない。
Cドライブのみ、Cドライブの領域を変更して再セットアップと再セットアップの方法が示されているが、Cドライブのみでは上手く起動しなかった(考えれば当たり前なのだが)ので、全てを再セットアップするという項目を選択する。
すると160Gのハードディスクを載せていた時にCドライブに割り当てられていた80G?がそのままCドライブ用に割り当てられ、残りの容量はDドライブというように自動的にパーティションがなされる。
パーティションは後からでも変更可能なのでこれで問題なくOSのインストールがされる。気をつけておきたいのはかなり時間がかかるのでしっかりコンセントに接続して粘り強くインストール終了を待つことである。
途中で止まっているように見えても焦って動かしたりせず、コンピュータの指示に従ってひたすら再セットアップディスクを入れていくだけで大丈夫である。
メーカ製パソコンの場合、購入時からOfficeが入っている事が多いのでハードディスクを交換してもとりあえずは昔の再セットアップディスクを使ってインストールすると良い。するとOSのアップデートをする時にVistaで使っていたOfficeがそのまま使えるのである。これをハードディスク交換と同時に新OSのインストールを行なってしまうと購入時に付いていたOfficeを使うことは契約違反になってしまう。念の為気ではあるが気をつけておきたい。
特に他に書くこともないので、最後に一言。「簡単にハードディスク交換は出来ます」とだけ言っておこう。